2014年2月19日水曜日

アイムナスティ・インターナショナル 《屁の巻》

世界中で悪ふざけを推進している国際非政府組織(NGO)アイムナスティ・インターナショナル(Imnasty International)は,今日午後,都内で緊急記者会見を開き,同団体が行っている「届け市民の屁! 満員電車で放屁アクション実行委員会」のディレクターである吉良上野介(きらうえの・たすく)氏が実際には同活動において放屁を行っておらず,浅野卓巳(あさの・たくみ)氏が匿名で代屁をしていたことを明らかにした。会見には浅野氏と同団体顧問弁護士の大石内蔵(おおいし・うちぞう)氏が臨んだ。

「18年間,匿名で放屁を行ったわたしは,吉良上野介氏の共犯者です」——衝撃の一発に会場にどよめきが走るなか,浅野氏は淡々と自らの偽りのボランティア活動について放屁を交えつつ約5時間のあいだ語った。氏によれば,吉良上野氏から代屁の依頼があったのは1996年末のことで,はじめはアイムナスティの活動の支援になればと軽い気持ちで応じたのだという。しかし,3年ほど前からマスコミにも大きく取り上げられるようになったことから,次第に戸惑いを感じるようになった氏は,たびたび吉良上野氏に対して事実の公表を求めたところ「屁か糞か(放屁を続けなければ脱糞してやる)」と迫られたと語る。「公表するべきか逡巡しましたが、やはり事実を明らかにして自分もお詫びしなければならないと思い至りました。このまま事実を伏せ続ければ、ソチ五輪でアイムナスティ・インターナショナルが実行を予定している『世界に鳴り響け! 国際同時多発放屁行動』という大きな舞台までもが吉良上野氏の虚構を強化する材料にされてしまうのではないか,と思ったからです」とすべてを打ち明ける浅野氏の顔にはまるで溜まっていた屁を一気に放出したかのような清々した表情が浮かぶ。

浅野氏によれば18年間の代屁の回数はおよそ2万発,ただしこれにはスカしっ屁は含まれない。吉良上野氏の代表作で広島の原爆の惨禍をおならで表現し尽くしたと絶賛される「交響曲第1番HEROSHIMA」も自らの代屁によるものだとし,吉良上野氏の「屁爆者2世」という経歴についても疑念を表明した。さらに,吉良上野氏が,胃腸の重度の過敏さというハンデを負いながらも,身をいっさい漏らさずに高らかに放屁をする高度な肛門能力を持つことにちなむ「現代の屁ートー便」との評価に関して「わたしとしては彼は放屁する時は常におむつを着用しているという認識」と語った。終始落ち着いたようすで記者たちからの質問に答える浅野氏だったが,今後の放屁活動について質問されると「許されるなら仲間たちと続けて行きたい」と,屁をこらえ続けているかのような辛そうな表情を見せた。

同席したアイムナスティ・インターナショナル顧問弁護士の大石氏は「まさに寝鼻に屁」と困惑気味に語り,「放屁を通じた市民活動自体が屁のようなものと見られないか」と懸念を表明する。そのいっぽう,吉良上野氏に対する処分は行わない方針だという。

今回の浅野氏の公表により追い込まれた吉良上野氏が今後どのような「イタチの最後っ屁」を放つのか,その肛門の動向に注目が集まっている。



(写真)


「関係ねえ! どっちもぶっ殺せ!」と怒る埼京線の乗客たち。

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