2011年2月18日金曜日

新刊案内

架空の書物の書評集『完全な真空』(レム)から40年。

ボルヘス、エーコらの存在しない書物の物語、虚構の都市の報告『見えない都市』(カルヴィーノ) を凌ぐメタフィクションの傑作、ここに誕生。

その名も『汚物の世界史』。

存在しない架空のウンコについての物語!

《内容紹介》ーーーーーーーーーーーーー

世界創造の時から神の腸内に留まり続ける宿便とその栄光について。

エデンの園のリンゴを食べた後、アダムとイブがひった軟便の比較(付・ウンコに原罪はあるかどうかの神学的議論)。

トリケラトプスのモツ煮込みをタラフク食った後に排出されるクソとその中に含まれる奇怪な回虫について。

悪魔の屎は果たして悪魔か?

本能寺の変を生き延びた織田信長が最初にしたウンコ。

無限の図書館のあちこちで落ちているウンコ。

ウンコが見た夢とその夢の中で見られたウンコ。

人間の想念を読み取り自在に形を変えるウンコ。

自ずと文字の形をとり主張するウンコ。

永遠に拭うことのできない罪の記憶とウンコ。

時の流れも押し流すことのできない愛の痕跡とウンコ。

人造人間たちの憧れの的となったウンコ。

排泄の必要から解放された未来社会で厳重に保管されるウンコ。

人類最後のウンコとその宇宙史的位置づけ。

弥勒仏が救済時に漏らしたウンコ。

終章—ウロボロスのウンコ・・・・・・ウンコの円環が閉じるとき。

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内容見本(本物のウンコつき)贈呈いたします。

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