2010年5月29日土曜日

一発ギャグ

ぼくたちはそいつを地べたに引き倒し、泥まみれにしてやった。棒で殴ってやろうとすると、そいつは頭を両腕で防御しながら「助けて」と叫んだ。まるで小さ な虫のようだったので、大笑いした。もう一度、振りかぶると、やはり同じように縮こまって、命乞いをした。ほんとに虫だ! ぼくたちは笑った。何度やっても虫だ! どれくらいそうやってそいつを怯えさせたことだろうか、どれだけ「助けて」と言わせたことだろうか。だけどしまいには飽きたので、頭を割って中身を噴出させてやった。

0 件のコメント:

コメントを投稿