2011年7月7日木曜日

日本のみなさんありがとう

日本のみなさん、わたしたちはみなさんの友人として、このメッセージをお送りしています。

3月11日に起きた地震と津波はまことに恐ろしいものでありました! わたしたちはこの大災害で亡くなられた方々に心から哀悼の意を捧げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

それにしても運命とはなんと無情なのでしょうか! 運命は大地震の傷を癒すどころか、史上最悪レベルの原子力災害でもって、日本のみなさんに追い打ちをかけたのです。

原子力発電所の爆発により日本中に放射能が撒き散らされたと聞いたとき、わたしたちは非常な衝撃を受けました。そして、日本のみなさんの過酷な運命を思い、慟哭しました。

ですが、みなさんは気高く、強かった。わたしたちの目から見ればまったくの驚異といってもよいほどの忍耐力と勤勉さで、みなさんはこの最悪の事態を乗り越えようとされました。そして、今なお、ホットスポットのただ中で努力し続けていらっしゃいます。

日本のみなさんのその粘り強さに呼応するかのように、世界中である1つの声が聞かれるようになりました。反原発、脱原発を叫ぶその声は、瞬く間に地球上を覆い、いまや各国の原子力発電所を過去の遺物と化そうとしています。そうです、日本のみなさんが原子力という悪魔に懸命に立ち向かうその姿が、世界の歴史を変えたのです。みなさんはその働きを通じて、将来他の国で起こるかもしれなかった原子力事故を消滅させ、あまたの人々の生命を救ったのです。わたしたちは、日本のみなさんに心からの感謝と敬意を捧げます。

わたしたちのメディアのあるものが、福島の原発で決死の覚悟で働く人々を褒め称えて、「FUKUSHIMA50」と呼びました。ですが、日本にいる英雄は50人だけではありません。わたしたちにとっては日本に生きるすべてのみなさんもまた真の英雄なのです! 放射能に汚染された国土の中で決死の覚悟で暮らすみなさんは、そう、「FUKUSHIMA128,056,000」なのです!

福島第1原子力発電所の状況は今なお予断を許しません。日本のみなさんの必死の努力にもかかわらず、最悪の事態が訪れるかもしれません。

ですが、安心してください。日本の友人たちよ!

たとえどんな事態になろうと、わたしたちはあなた方のことを忘れません! 決して決して忘れません! 

あなた方が生きた証しを大切に保存します!

日本のみなさんが育んできた伝統、驚きに満ちた文化、繊細な言語のすべてをできる限り集め、記録し、後世に伝えることを誓います!

たとえ日本のみなさんに不測の出来事が起きようとも、みなさんはわたしたちのアーカイブで、わたしたちのライブラリで、そしてわたしたちの心の中で、永遠に生き続けるのです。

日本のみなさんがわたしたちに与えてくださった偉大な教訓は、それに値します。はるか未来の人類は、かつてこの地球に日本人という素晴らしい民族がいたということをとても誇らしく思うことでしょう!

ですから、日本のみなさん、心安らかに!そして、わたしたちがみなさんにとても感謝しているということを忘れないでください!

ありがとう、日本のみなさん、ありがとう!

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